一貫していない
どことなく懐かしいような、でも初めてのような。自分でも何に惹かれたのかわからず、予約を取ってしまった。あとは新幹線のチケットをと。こちらは定期券のチャージ分が1万円以上残っているのを確認し予約を入れた。こんなにトントン拍子で決まっていいのだろうか。自分でも何をしていたのかさえままならない感じである。
浴室に戻り溢れそうになった湯船を見て「ああ、止めなくては」っと思うのに数秒かかってしまった。竹を割ったようにストンと決まってしまったというか、決めたのは自分なのだから明日その場所に行くことに楽しみだけを持っていれば良いのに、ひどく興奮してしまった。久しぶりの湯船を楽しみ、お気に入りの入浴剤で癒され、明日のことは明日のことで今日は休みを取れた自分にご褒美だと言わんばかりに、ゆっくりな夜を過ごした。いつもなら仕事の続きをやりながらコンビニで買ったおにぎりを頬張っている時間なのに。
なんて、心地が良いのだろう。あんまりゆっくりするとのぼせてしまう。さっと浴室を後にし、キンキンに冷やした水を飲んだ。あとグレープフルーツとメロン。有名なお店で帰り嬉しくて買ったんだよな。食事代にカードを使ったことなかったのに、少し高くて思い切って(ポイント貯めるためにも)カードで払ったんだよな。そういや最近はキャッシングすることも、めっきり減ったな。懐かしい友人は低金利ローンを選んで借りていたが、それでも結局は多重債務に陥ったようだが、今は元気でやっているみたいだ。
あいつは笑顔が憎めない奴だった。
一人暮らしだとなかなか果物なんて食べれないんだよな。少し貧乏くさい自分の考え方に呆れながらも、普段の自分ではやれないことをどんどん行ってしまっている自分に緊張を隠せない。自分ひとりではないのだし。誰かに責められているのはないのだから、もっと思い切った行動をしてみたい。積極的ではあるが、積極性といかもっと意外なことをやってみたい。
どうしてこんなに型に縛られているのか。社会人で上に従っていた自分だからな。言い訳ばかりが出てくる。明日から休日なのに、自分のどうしようもない気持ちに押しつぶされそうだ。
軽くポイント交換でもらったワインを飲もう。なかなか晴れた気分にならない自分に区切りを付ける為にソファに降ろした腰を持ち上げた。
純粋とか素直だとか、そういうことは人に言わないほうが良いと思う。すごい自分も使っていてとても多用しすぎたことに後悔をした。だったらなんだということもそうなのだから。日本語は難しい。